CHARACTER

エドワード・エルリック

史上最年少で国家錬金術師の称号を得た天才。 ふたつ名である「鋼の錬金術師」は、彼の右手と左足が鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」であることに由来している。 元の身体を取り戻すため、兄弟で「賢者の石」を求めて旅を続けている。

アルフォンス・エルリック

屈強な鎧すがたの見た目のゴツさとはうらはらに、とても優しい心を持った少年。失った身体を取り戻すため、兄エドワードとともに旅に出る。 常に冷静なしっかり者で、暴走しがちな兄をたしなめることもあるが、何ものにも変え得ぬ、最良の理解者である。

ウィンリィ・ロックベル

エルリック兄弟の幼馴染みでリゼンブールに住む義肢装具師。 エドワードの機械鎧も彼女が取り付けたもので、メンテナンスもしている。 両親をイシュヴァールの内乱で亡くし、今は祖母・ピナコと二人で暮らしている。

ピナコ・ロックベル

ウィンリィの祖母でありながら、義肢装具師の師匠でもある。 エドワードとアルフォンスのことも、実の孫のように見守ってきた。 ピコンと立った髪型と口に銜えているキセルがトレードマーク。

ロイ・マスタング

「焔の錬金術師」のふたつ名を持つ国家錬金術師。国軍大佐。 発火布で作られた、特殊な手袋を使って火花を発し、錬金術により自由に焔を操る。 一見、女ったらしで軽そうに見えるが、実は食えない人物である。

アレックス・ルイ・アームストロング

大柄な風貌に似合わない軽快なフットワークと、巨大なナックルから繰り出される錬金術は、「豪腕の錬金術師」のふたつ名通りの破壊力を持つ。 むやみやたらに脱ぎ出す感動屋さん。国軍少佐。

リザ・ホークアイ

マスタング大佐の側近。国軍中尉。銃火器類の扱いを得意とする。 いつもクールで、何事にも動じず、有能な働きをするカッコイイ女性。 密かにみんなから恐れられてるという噂…。

マリア・ロス

地位は少尉。いつも軍務に忠実であり、厳格な性格。 だがその怒りにも近い厳しさは、母のような優しさの裏返しでもある。

ラスト

神出鬼没で街一つを地図から消してしまうほどの力を持つ。 その正体は未だ不明。

グラトニー

食べることしか頭になく、人間だろうと合成獣だろうと骨まで食べ尽くす。 ラストと行動を共にしている。

グリード

「強欲」という意味を持つホムンクルス。 その名の通り、金、女、地位、名誉、そして永遠の命、 それらすべてを手に入れようとしている。 第五研究所で造られた合成獣たちを部下に持ち、その人望は厚い。

ラース

「憤怒」の意味を持つ名のホムンクルス。 自らの身体を他の物質と錬成することができる。 ホムンクルスの中で唯一、錬金術を使うことのできる存在。

スカー(傷の男)

額に大きな傷があることから“傷の男=スカー”と呼ばれている。 国家錬金術師達を神への冒涜者と位置付け、自ら神の代行者と名乗り、裁きを行う。 右腕には、破壊の力を秘めた入れ墨がある。

キング・ブラッドレイ

軍部の最高権力者。地位は大総統。 ひょうひょうとした一面を見せるが、時折鋭い眼光も見せる。

ジャン・ハボック

地位は少尉。のらりくらりとした性格ではあるが、部下からの信頼はとても厚い人物。 くわえ煙草がトレードマーク。

ハイマンス・ブレダ

地位は少尉。豪快な外見から武闘派と思われがちだが、実は戦略・策略をねるのが得意な頭脳派。犬が苦手という意外な一面もある。

ヴァトー・ファルマン

地位は准尉。いつも冷静な発言をする知性派な軍人。 辞書を丸暗記したかと思うくらいの知識を持っている。

ケイン・フュリー

地位は曹長。無線機器の扱いを得意とする。 素直でお人好しな性格のため、基地内の修理を頼まれることも多い。

マース・ヒューズ

軍法会議所に所属する軍人で、階級は中佐。家族思いで、 親バカと言えるほど娘を溺愛する一方、情報将校として軍部随一の切れ者で通っている。 マスタングとは若き頃からの親友で、深い絆で結ばれている。

イズミ・カーティス

エドとアルがもっとも恐れる人物にして、二人の錬金術の師匠。 国家錬金術師に匹敵する強さを持つ反面、身体は病弱。 エルリック兄弟には人一倍厳しく、妥協を許さない一方、 大きな愛情を持って、二人を見守っている。

スロウス(変身後)

「怠惰」の意味を持つホムンクルス。 大総統秘書官ジュリエット・ダグラスを名乗り、情報を把握するため軍内部に潜伏している。 身体を液体状に変化できる特種能力の持ち主。

エンヴィー

「嫉妬」の名を持つホムンクルス。 自分の身体を自由自在に変化できる能力を持っているエンヴィーの本来の姿は不明。

ホーエンハイム

エドとアルの父親である「光のホーエンハイム」はダンテと同じく、 400年にも渡り、魂を別の肉体に移し続けて生きてきた錬金術師。